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有機栽培野菜
(北海道から新鮮な野菜をお届けします)
 
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 野良処てくてく通信
2006年11月号

“てくてくだより” 野良処てくてくの近況をお伝えします。
*もうすぐ本格的な冬です。
 いつの間にか、秋の山々を彩っていた紅葉も落ちて、例年に比べたらマダマダ暖かいと言いながらも、朝夕の冷え込みも強くなり、長い冬に向けての準備に忙しいこの頃です。外の片付けや野菜の貯蔵(もちろん漬物も)そして、秋の間にタップリ太ったアイガモの旅支度(つまり屠畜場へ行くというコトですね)もしなければなりません。これらが終わると長アーい冬休みが来るわけです。冬は冬でいろいろと楽しみやら、やることがあって、ある意味とても忙しいんですけどね。僕が北海道に住もう、と思ったのも冬の景色と清冽で冷たい空気に触れたからです。この季節は、御存じない方にはぜひ味わって欲しいと思います。さて、前置きはこのぐらいにして・・・・。

*東農大・大学祭“収穫祭”訪問。
毎年、夏に東農大から農業実習生が来て我家で寝食をともにして1ヶ月過ごしていきます。最初は戸惑いながらも、日数が経つにつれ、我が家の生活に慣れて帰る頃にはなんとも別れ難い気持ちを毎夏味わっています。

彼らの母校である東京農大(ボクの出身校でもあるのですが)は農業の総合大学ということで、そのユニークさは今も健在です。また、特に大学祭“収穫祭”は毎年、多くの人の期待を受けて開催されています。一般的には芸能人などを呼んでくる学校も多いのですが、農大においてはそのようなことは一切せず、大根の無料配布や、
学生が育てた野菜の即売会、更にブタの丸焼きなどが呼び物で(もちろん学術的な展示も面白いですが)大学祭と農業まつりが合体して、学生と野菜ネライのおばちゃんたちのパワーがコラボした不思議な空間が生みだされています。ボクも卒業してからしばらくご無沙汰していたのですが、3年前から実習生の顔を見がてら、出かけています。我家で1ヶ月過ごした学生たちが、模擬店や活動発表をしているところに顔を出すと、それぞれ忙しい中で、とても喜んでくれます。今年は、ヌイの八百屋(“緑の家”という学生が自主的に運営している共同体で主に野菜を作って、農業に必要な実体験の場を作っている集団です)に先ず顔を出して、野菜の出来を見ました。大根やカボチャなど、学生たちがいろいろと試行錯誤しながらていねいに作ったものが並べてありました。ヌイの担当は“べか菜”(白菜の原種みたいな、巻かない菜っ葉)ということで、売れ行きを聞いてみると調理方法を説明しながら、まずまず売れてます、とのこと。そうそう、自分で作ったものは自分で食べて、一番美味しい食べ方を自信を持って教えて売るということだよね。そこの店には、去年実習に来たヒゲ、トウフもいてボクたちとの再会を喜んでくれました。みんな生き生きとしていい店だったよ。
次はミヤジの“トウフドーナツ”の店を探します。ミヤジの店を探していると正面に“とん汁”の看板が・・・・。店の中には見慣れた顔が。そう、アジア・アフリカ研究会に所属しているリーの店だったのです。研究会のメンバーが四季折々、実習に行っていた農家の産物(もちろん豚肉も)を使った豚汁です。研究会のメンバーがパンフレットを作り、自分たちの行った農家を紹介しながら、いい食材で作った豚汁を売り込んでいました。こちらもそろそろお昼時で大忙し。あとでまた来るよと言って、ミヤジのドーナツ屋へ。ミヤジは英語部ということで、英語部と“トウフドーナツ”の関係は良く分からないけど、とりあえず顔を出してあいさつすると、ミヤジも突然でビックリしながらも、とても喜んでくれて来てヨカッタナアという気持ちにさせてくれました。ミヤジの店でドーナツを買って、再びリーの豚汁の店に行き、豚汁を買ってドーナツと豚汁の不思議な組み合わせのランチになりました。この日は、現在埼玉で働いている初代実習生、沖縄出身のウンちゃんとも会う約束をして久しぶりの再会を果たしました。ウンちゃんは1年生の時に実習に来て、寒い旭川の夏を“これは沖縄の冬デス”と言って風邪を引きながらも、1ヶ月頑張ったタフなヤツでした。あれから8年あまり経ち、たくましく成長した姿を見られたことはとても嬉しかったよ。東農大の学生は全国各地から集まっているせいか、ウンちゃんの出身の沖縄県の学生が出店する沖縄そばの店や山形県人会の“芋煮”(サトイモと牛肉の煮込み、山形名物)、更には留学生たちの料理など多種多彩な文化が詰まっています。昼からは他の約束があったので収穫祭もそこそこに農大を後にしたけど、熱気は昔と変わらず、最終日は学内運動会で締めくくるという流れもそのままで、こんな大学祭が続いていることに卒業生として誇りに思いました。また、学内におけるゴミについても環境への配慮から、徹底した分別とそれを指導・啓蒙するシステムが浸透していて、とても気持ちのいいものでした。皆さんももし機会があれば、農大の“収穫祭”訪ねて見る価値がありますよ。

 
 
 
 
ヌイ、トウフ、ヒゲと一緒に
 
ミヤジのドーナツ屋でドーナツ購入
 
 
 
 
 
 
ウンちゃんと久々に再会
 
農大の中庭をバックにリーと
 

 

*本の紹介
今回は2冊の本を紹介したいと思います。
まず、1冊目は
   
「物・もの・思惟」
著者 森 哲弥     編集工房ノア 定価2000円
詩集です。著者はボクと家内がもう20年以上も前に勤めていた福祉施設の先生だった人です。その頃から、障害を持った人が楽しく遊べる遊具作りや、介護のためのちょっとしたアイディアを盛り込んだ道具作り(掴みやすいスプーンや、食事の時の椅子)をしながら、時には施設の生活を詩や歌にして得意のアコーディオンやハーモニカを奏でたりして、中に閉じこもりがちな施設の生活を潤わせてくれたものです。内容は日常、目にするいろいろな道具を論理的にあるいは、それらにちょっぴり感情を持たせて語らせるところがなんともおかしさが出ています。詩の苦手な人でも楽に読める本じゃないでしょうか。


つぎ、2冊目は
「魚貝まんだら」
著者 浅野岳詩 定価不明(読みたい人は連絡を)
 著者は実はウチのオヤジです。若い頃は長野で高校の先生をして、その後東京で会社勤めをしたのですが、定年後一番やりたかったという俳句を始めて、見る見るうちに上達し、先生になってしまった、というオヤジが手がけた本です。根っからの食いしん坊で、特に魚介類には目が無く、様々な句に詠まれた魚たちの生い立ちや由来、また、料理なども出ていて、俳句はちょっとという人にも面白く読めると思います。
 何だか2冊とも身内のもので、ちょっと申し訳ないですが、関心を持った人はぜひお読みください。

 

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